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interview
あらい農園・荒井さんのインタビュー





埼玉県鴻巣市常光で農業を営む荒井光弘さんにインタビュー。お仕事についてや今後のことなどを伺いました。

─まずはじめに、就農のきっかけを教えてください

専門学校で学んだ後、広告制作会社でグラフィックデザイナーとして15年働きました。家業が代々続く農家だったこともあり、7年前自然と農業をやりたい気持ちが沸き、離職後半年間、埼玉県の農業大学校の研修制度に参加しました。 それから就農し、7年になりました。



─デザイナーと農業の共通点はありますか?

何かを作るところ。デザインでも野菜でも、世の中に対して恥ずかしくないものを作ることですね。



─生産している野菜は?

お米(7ha)や、花木市場へ出荷する野菜の苗、接木茄子、ミニトマト、万願寺とうがらし、パプリカ、ブロッコリー、ロマネスコ等、(年間約7万本)をはじめ、 地元のスーパーに出荷するトマトやミニトマト、きゅうり、茄子、ブロッコリー、キャベツ等を生産しています。



─今回販売していただくトマトの種類と特徴は?

大玉
「桃太郎」:甘味と酸味のバランスが良い

ミニトマト
「ピンキー」「キラーズ」:皮が薄く、さくらんぼ食感
「ぷちぷよ」:ぷよぷよの食感が独特
「トマトベリー」:ハート型
「甘みちゃん」「フラガール」:高糖度トマト
その他「アイコ」や「千果」、中玉の「レッドオーレ」等、赤や黄色のカラフルなトマトを持参する予定です。
※天候、生産状況によって変更があります。



─荒井さんの1日(夏期)の流れを教えてください

5:00 起床→野菜の収穫→9:00 スーパーへ品出し→10:30 トマトの収穫→12:00 昼ごはん~14:00頃まで休憩→19:00過ぎまで仕事→お米の配達→ミニトマトの袋詰め→22:00 仕事終了。



─農家ならではの好きなひとときや、仕事での楽しみ方は?

農業の魅力は、5体と5感を使って体をうごかして、仕事ができることだと思います。 単純に作物が成長したり、実が大きくなっていく姿を見て収穫するのは楽しいことです。 大昔から作物を育てたり、実を採って食べてきた、人間の本能、DNAなのかもしれないですね。

ラジオを聴きながらトマトの枝を整えたり、収穫したものの袋詰めしたり、、、 何かに集中しているときは心地よいですね。 それから今の時期では仕事の合間、クーラーの効いた部屋に入った瞬間は気持ちいいです。

仕事の効率化、楽しみ方としては、自分でDIYで使いやすい道具をつくったり、使い方を工夫したりしています。 使いやすい道具や、デザインのいい色のきれいな道具を見つけたときはとテンションが上がります。



─荒井さんが気になるこの農園!

The Side Yard Farm and Kitchen  (オレゴン州ポートランド  3年前に訪問しました)

鈴木カラフル農園(東京都立川市)



─人生で影響を受けた人やモノはありますか?

農業では両親です。両親の動きを見てとにかく体で覚えます。 デザインでは広告制作会社の仕事で関わった全ての仕事、人です。 あと今年100周年を迎えるバウハウス(ドイツの総合美術、建築、芸術教育機関1919〜1933)です。



─趣味は?

スポーツ、体を動かすことが好きです。ランニング、自転車、スノーボード

農家仕事をはじめてからは、休みの日に趣味を楽しむ生活スタイルは変わりました。



─お仕事でこれからチャレンジしてみたいことは何ですか?

とにかく一年一年、失敗を無くして行く事。年間を通して無駄のない作付、効率化。 野菜、野菜苗の品種の見直し。農業では全ての事が一年に一回しかできませんので、これからもそうしていきます。 現状のハウス施設などを利用して、ここ鴻巣市常光の土地の利で、年間を通して無駄がなく作付けできるように何が出来るのかを毎日考えてきましたが、ようやく年間を通して無駄がなく作付けできるようになってきました。

また、農業は色々な側面をもっています。それを表現できたらいいと思います。 例えば食であったり、手仕事、ものつくり、農作業の体験… 収穫祭り、料理人を招いて庭で1dayレストランをやるとか、農に関する体験ワークショップをするとか… その理由の背景には、 例えば、お祭り、五穀豊穣の祈り、収穫の喜びの表現、そこから生まれた歌、舞い、食、など農業にはすでにそこに、いろいろなことに繋がる昔から続いてきたルーツやストーリー、普遍性があって、農業と生活、文化は本来もっと近いものだったのではないかと思います。 そして、そこで農業をしている人が、そこから農業がもっている色々な側面を発信、 表現することは、すごく説得力や共感性を持つと思うからです。 culture(文化)の語源のルーツはcultivate(耕す)でもあるといいます。 よく食は文化といいますが食が文化であれば、その食を支えている生産者、 私たちが毎日やっている農作業のなかにも、文化、生活に繋がることそのものがあるのだと思います。 そのようなことに思いを巡らすこともあります。



─最後に、農業に関心のある人に向けて一言お願いします

自分もまだ就農して6,7年なのですが、 人の口に入る食べ物を作ることはとても大切なことだと思います。 専業で仕事にするということでなくても、家庭菜園を楽しんだり プランターで野菜を育てたり、米作り、パーマカルチャーの体験ワークショップに参加したりするのも面白いと思います。 週末農業学校や農業大学校を活用することも一つだと思います。 共に頑張りましょう。



荒井さんのお話を伺って、農業×○○という無限の可能性を感じました。それは、全てのことが一年に一度しか経験できないという世界で、生産者が真摯に環境や作物と向き合っているからこそ、○○が何であってもきっと受け止めてくれるんですよね。 作る側の労力というのは計り知れないものがあります。でもとても、魅力溢れるお仕事。 私たちの口に入るものを作っている方の想いを聞いて、改めて食するとまた違った味わいが感じられます。青果店当日のトマト、五感で食べて皆さんにとっての新たな栄養になりますように。(武藤)

「一色一菜 ムトゥ青果店」

2019.8.11(sun)10:00~ ※荒天時、予定変更の場合あり
あらい農園さんによる「大玉トマトとミニトマト」です。食べ比べやトマトすくい体験を!



展示の詳細はコチラ



ムトゥ青果店

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